自宅の換気に関する意識調査

寒さが原因で、冬は窓開け換気をしたくない人が約9割
冬には窓開け換気の時間や頻度が減ってしまうことが判明
電気代が気になって、窓開け換気や24時間換気システムの使用を控える人も!
2023年11月06日
自宅の換気に関する意識調査

株式会社一条工務店(代表取締役社長:岩田直樹)は、11月9日が「換気の日」であることから、全国の男女985名を対象に、「自宅の換気に関する意識調査 2023」を実施しました。
※換気の日:「いい(11)空気(9)」の語呂合わせから、1987年に日本電機工業会によって制定

「自宅の換気に関する意識調査2023」サマリー
  • ■約7割の人がコロナ禍を機に換気への意識が高まった。
    5類感染症へ移行しても、約8割は換気への意識を高く保っている。
  • ■夏・冬ともに、窓開け換気を1日1回以上する人は約8割。
    冬は、夏と比較して、換気の頻度が少なくなる。
  • ■窓開け換気時間「5分未満」の割合が、冬は夏の約2倍に増加。
    冬の寒さを理由に、窓開け換気をしたくないと感じている人が約9割。
  • ■窓開け換気を全くしない理由で最も多いのは、熱い空気または冷たい空気が入るから。
    室内の温度変化により冷暖房費が気になり窓開け換気をしたくない人も多い。
  • ■換気をしているのに、十分な換気ができていないように感じる人は7割以上。
    そのうち半数以上の人は、自宅内の空気のきれいさや快適な温度・湿度を保てるなら
    生活の質が「60%以上」上がると思っている。
  • ■自宅に給気口があっても、約4割の人は給気口の掃除を「全くしたことがない」ことが判明。
    半数以上の人が1年に一度も給気口を掃除していない。
  • ■2003年の建築基準法改正により、24時間換気システムの設置が義務付けられていることを「知らなかった」と答えた人が約7割。
    2003年7月以降に建築された家に住んでいる人でも、認知率が5割以下という結果に。
  • ■24時間換気システムが家にあっても、運転を止めている人が2割以上。
    運転を止める理由について、約3割が「電気代が気になる」と回答。
約7割の人がコロナ禍を機に換気への意識が高まった。
5類感染症へ移行しても、約8割は換気への意識を高く保っている。

まず、「新型コロナウイルスの影響で換気を意識するようになりましたか」という質問をしたところ、約2割の人が「すごく意識するようになった」、約5割の人が「意識するようになった」と回答。約7割がコロナ禍を機に換気への意識が高まったことが分かりました(図1)。
「すごく意識するようになった」または「意識するようになった」と回答した691名に、「コロナ禍を機に高まった換気への意識は、5類感染症へと移行した現在も変化はないですか」と尋ねたところ、約5割が「変わらない」と答えており、「さらに高まっている」「やや高まっている」と答えた人は約3割いました。新型コロナウイルス感染症拡大から3年以上経過した今も、換気の意識を高く保っている人が約8割いることが分かりました(図2)。

新型コロナウイルスの影響で換気を意識するようになった割合

<図1:新型コロナウイルスの影響で換気を意識するようになった割合>n=985

5類感染症へ移行後の換気への意識の変化

<図2:5類感染症へ移行後の換気への意識の変化>n=691

夏・冬ともに、窓開け換気を1日1回以上する人は約8割。
冬は、夏と比較して、換気の頻度が少なくなる。

「自宅で窓開け換気を1日に何回しますか」と質問したところ、窓開け換気を1日1回以上すると答えた人が夏も冬も約8割となりました。夏と冬の換気回数を比較すると、冬は夏に比べて全く窓開け換気をしない割合が4%増加した一方、「5回以上」換気をする人の割合が約5%低下。冬の方が換気の頻度が少なくなることが分かりました(図3)。

自宅で窓開け換気をしている回数

<図3:自宅で窓開け換気をしている回数>n=985

窓開け換気時間「5分未満」の割合が、冬は夏の約2倍に増加。
冬の寒さを理由に、窓開け換気をしたくないと感じている人が約9割。

また、1日1回以上窓開け換気をすると答えた人(夏793人、冬754人)に、その換気時間を尋ねると、夏より冬の方が、換気時間が短いことが分かりました。「5分未満」と答えた人が冬では半数近くにのぼり、夏の約2倍となりました(図4)。

窓開け換気を1回につき何分程度しているか

<図4:窓開け換気を1回につき何分程度しているか>

さらに、冬に1日1回以上窓開け換気をすると答えた754名に、「冬の寒さを理由に、自宅で窓開け換気をしたくないと感じることがありますか」と尋ねたところ、半数以上が「常に感じる」と回答しており、「時々感じる」と合わせると、約9割にのぼりました(図5)。

冬場の寒さで窓開け換気をしたくないと感じる割合
冬場の寒さで窓開け換気をしたくないと感じる割合

<図5:冬の寒さで窓開け換気をしたくないと感じる割合>n=754

窓開け換気を全くしない理由で最も多いのは、熱い空気または冷たい空気が入るから。
室内の温度変化により冷暖房費が気になり窓開け換気をしたくない人も多い。

窓開け換気を全くしないと答えた人(夏192人、冬231人)に、「自宅で窓開け換気をしない理由は何ですか」という質問をしたところ、夏では8割超の人が「熱い空気が入る」と回答したほか、6割以上が「虫が侵入する」、約5割が「室温が上昇し冷房費が上がる」と答えました。一方、冬では、9割以上が「冷たい空気が入る」と答え、約4割が「室温が低下し暖房費が上がる」と回答しました。夏冬共通して、快適な室温が損なわれることや、冷暖房費が気になって窓開け換気を避ける人が多いことが分かりました(図6)。

自宅で窓開け換気をしない理由 上位5項目
自宅で窓開け換気をしない理由 上位5項目

<図6:自宅で窓開け換気をしない理由 上位5項目>

換気をしているのに、十分な換気ができていないように感じる人は7割以上。
そのうち半数以上の人は、自宅内の空気のきれいさや快適な温度・湿度を保てるなら生活の質が「60%以上」上がると思っている。

「換気をしていても、室内が十分に換気されていないように感じることはありますか」と質問したところ、「よくある」と「たまにある」を合わせて、7割以上となりました(図7)。

 換気をしていても十分に換気されていないと感じる割合
 換気をしていても十分に換気されていないと感じる割合

<図7:換気をしていても十分に換気されていないと感じる割合>n=985

「よくある」または「たまにある」と答えた724名に、「自宅内の空気のきれいさや快適な温度・湿度を常に保てるとしたら、生活の質が何%上がると思いますか」という設問に答えてもらったところ、半数以上が、今よりも60%以上生活の質が上がると回答しました(図8)。

自宅内の空気のきれいさや快適な温度・湿度を常に保てるとしたら、生活の質が何%上がるか

<図8:自宅内の空気のきれいさや快適な温度・湿度を常に保てるとしたら、生活の質が何%上がるか>n=724

自宅に給気口があっても、約4割の人は給気口の掃除を「全くしたことがない」ことが判明。
半数以上の人が1年に一度も給気口を掃除していない。

続いて、自宅に給気口がある781名に、「給気口の掃除をどのくらいの頻度でしていますか」と質問したところ、約4割が「全くしたことがない」と回答。また、約5割が1年に一度も給気口を掃除していないことが分かりました(図9)。

給気口の掃除の頻度

<図9:給気口の掃除の頻度>n=781

2003年の建築基準法改正により、24時間換気システムの設置が義務付けられていることを「知らなかった」と答えた人が約7割。
2003年7月以降に建築された家に住んでいる人でも、認知率が5割以下という結果に。

また、「建築基準法が改正され、2003年7月以降の建築の家には24時間換気システムが必ず設置されていることを知っていましたか」と質問したところ、「知らなかった」と答えた人が約7割でした。さらに、建築基準法が改正された2003年7月以降に建てられた家に住んでいる人でも、5割以上の人が24時間換気システムの設置義務について「知らなかった」と回答しています(図10)。

2003年7月以降の24時間換気システム設置義務化についての認知度

<図10:2003年7月以降の24時間換気システム設置義務化についての認知度>

24時間換気システムが家にあっても、運転を止めている人が2割以上。
運転を止める理由について、約3割が「電気代が気になる」と回答。

また、2003年7月以降に建てられた家に住んでいる390名に、自宅での24時間換気システムの使用状況について尋ねました。「常時使っている」と答えたのは約6割で、「時々止めている」「ほぼ止めている」「全く使っていない」と回答した人を合わせて、運転を止めている人が2割を超えました。さらに、1割台半ばの人は「そもそも24時間換気システムを知らなかった」と答えています(図11)。

自宅での24時間換気システムの使用状況

<図11:自宅での24時間換気システムの使用状況>n=390

「時々止めている」「ほぼ止めている」「全く使っていない」と回答した93名に、24時間換気システムを止めている理由を尋ねたところ、「電気代が気になる」と答えた人が約3割いました。また、「必要性が分からない」という人も2割以上いることが分かりました(図12)。

24時間換気システムを常時使用しない理由

<図12:24時間換気システムを常時使用しない理由>n=93

調査概要

調査手法:オンラインアンケート
調査期間:2023年9月23日(土)~10月1日(日)
調査対象:全国の男女
有効回答数:985サンプル
回答者:男性337名、女性648名(20代116名、30代357名、40代244名、50代163名、60代93名、70代以上12名)
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても100にならない場合があります。

≪ご参考≫

今回の調査では、多くの人が「窓開け換気」を行っているものの、夏は熱気、冬は冷気が窓から入ってくることで、室温が保たれず冷暖房費が気になってしまうことが換気時間の短縮や頻度の減少につながっていることがわかりました。また、24時間換気システムが設置されている家であっても、冷暖房費が気になって常時使用しないという方もいました。こうしたお悩みに対し、一条工務店の家には、窓を開けなくても24時間いつでも家中に新鮮な空気を循環させ、冷暖房費も抑えられる、オリジナルの全館換気システム「ロスガード90」が標準搭載されています。

きれいな空気と快適温度を保ち、省エネにつながる熱交換換気システム「ロスガード90」

「ロスガード90」は「熱交換型」で「高性能フィルター」を備えた全館換気システムです。一般的な「自然給気型」の換気システムは、換気をする際に空気と一緒に室内の熱を捨ててしまったり、逆に外気を不快な温度のまま取り込んでしまい、家全体の断熱の弱点になることが多くあります。「熱交換型」なら、冷暖房で快適に保たれている室温を損なうことなく家中の空気を入れ換えることができます。

ロスガード90

◆寒い冬でも快適な温度を保つ90%以上の「熱(温度)交換効率」
熱(温度)交換効率とは、換気の際に捨てられてしまう室内の快適な温度を、再利用しながら換気することです。この交換効率が高い換気システムほど、冷たい外気をより室内の温度に近づけて給気できます。「ロスガード90」は、最大90%の温度交換効率で、世界トップレベルの省エネ性能を備えています。そのため、冬でも部屋が寒くなりにくく、高い省エネ効果を誇ります。※冬季の場合

温度交換のイメージ

◆省エネで冬の暖房費が約3分の1に
冷たい外気がそのまま入ってくる一般的な換気システム(温度交換なし)だと、ひと冬の暖房費は約6万円。一方、温度交換する「ロスガード90」なら、ひと冬の暖房費を、約1.9万円にまで抑えることができます。
※延床面積:45.31坪/建築地:名古屋/断熱性能(Q値):0.51W/m2・K/暖房期間:10月28日~4月24日/暖房設定:全館床暖房(24時間設定・温度22℃)/電気料金:中部電力・スマートライフプラン(2023年8月料金単価・契約金は含まない)の場合の熱負荷計算ソフトSMASHによる試算。

換気システムの違いによるひと冬の暖房費比較

◆1日約35円!「ロスガード90」使用に伴う電気代も家計にやさしい!
家中に、24時間きれいで快適な空気をお届けする「ロスガード90」。電気代は1日わずか約35円と、家計の電気代の負担も少ない換気システムです。
※定格風量180㎥/h、電気料金:中部電力・スマートライフプラン(2023年8月料金単価、契約金は含まない)の場合の熱負荷計算ソフトSMASHによる試算

◆夏の湿気を防ぎ、快適な湿度をキープ!部屋干しも乾きやすく
熱交換と同様に「湿度交換」機能も備えています。夏であれば給気で入ろうとする湿気を排気する空気が回収して屋外に排出します。また、24時間空気を動かし続けることで部屋干しによる洗濯物から出る水分を常に運び去るので、部屋干しでも乾きやすくなります。

◆高性能フィルターで花粉を99%カット
高性能なフィルターにより、見えないホコリや粉じんもカットします。花粉除去率は99%を誇ります。
※PM2.5対応型フィルター使用の場合

◆面倒なフィルターなどのお手入れも簡単
メンテナンスカバーを開け、フィルターや防虫袋を引き出して入れ替えるだけで、簡単にメンテナンスが完了します。

フィルター交換

フィルター交換のイメージ

一覧へ戻る
お問い合わせ一覧はこちら
ご自宅ではじめる家づくり
ジョーズタウン マイホームサポートタブレット i-tab
暮らしにイイコト
一条のライフスタイルマガジン iikoto with ICHIJO 暮らしイイコト調査

ページの先頭に戻る